平成21酒造年度。清酒製造開始!
2009年11月30日
平成21酒造年度は7月1日に始まるのだが、事実上わが社の清酒は11月から始まる。(今年は11月4日蔵入り)
業界全体が慢性的経営難の酒造業界でこの状態が長く続いているために、
変えなくてはならない事ばかり気になり焦る蔵が多い中、実は変えてはならないスタンスを忘れている蔵が多いような気もする。
何のことやらわかり難いと思うが・・・・。
不景気で文化がついてこない来ない時代だから地酒を楽しめなくなっているのに、自らが文化を捨てている蔵。
美味しいお酒を造らなくてはならないのに、何が美味しいかがわからない蔵。
そんな時代にこうして、例年通り但馬杜氏率いる但馬蔵人と共に清酒の製造ができるのは大変幸せなことだと思います。
写真は今年の製造スタッフです。(左から敬称略 佐々木工場長・橋本・山本・私・山本杜氏・城戸)
蔵人にとって賄い(まかない)は最高の楽しみであり健康を保つ上でも大切なものだか、わが社では20年近く私の家内が1日も欠かさず作ってくれています。
昔は賄いのおばちゃんがいて朝早くから夕方まで3度の食事を作ってくれていた。
家内も昼間は社の事務にあたるため昼食のみ仕出しをお願いしているが、たまに母が手伝うものの朝と夜は作ってくれている。
大部分は我が家の家族と同じ献立で、ちなみに我が家は7人家族。家内には心から感謝しています。
今日の夕食はサバの煮付け・白菜と豚肉の中華風・酒の肴・汁物といったところ。
65歳以上の蔵人の皆さんの口に合っているだろうかとか、喜んでくれているかどうかとか、家内はいつも大変気にしていたが今年の蔵入りの宴の際、予想もしなかった事実を聞きびっくり。
宴会で出た何気ない会話の中で、蔵人の一人がカレーライスが大嫌いだということが当蔵に来て3年。はじめて発覚。
いつも献立に頭を悩ませる家内にとってカレーライスは前日から用意のできる救いのメニューだったらしく大変ショックを受けている模様。
どなたかカレーライスに代わるメニューをご伝授ください。