バックナンバー:2011年5月

『山猿』の名前の由来について

2011年5月30日

最近あまり聞かれなくなりましたが「なんで『山猿』という名前なんですか?」と時々聞かれます。

平成13年。それまでは幻の酒米「穀良都」で造ったお酒は「長州浪漫」という共同銘柄で売る約束になっていました。

しかしながら、栽培し難い5ffab440d42d16bd112ため農家が付いて来れず、わが社の契約農家が作るだけとなり、ネーミングも自由となりました。

契約農家の三隅酒米グループはそれを受け、自分たちの農業に対する情熱と技術を謳える新ブランドとして開発してほしいとの要望が興りみんなで考えることとなりました。

ところがはすでに登録があるものばかりで、なかなか決まらず、私考えることになりました。

ホームページ上の由来にはもっともらしい事を載せていますが、本当のところは、私は、昔から「猿」の付く名前の酒が造りたかった。

私は、大学生時代映画にはまり、毎年30本以上ロードショーを見ていましたが、大好きな映画の1本が「酔拳」。洋題「ドランクモンキー」。飲めば飲むほど強くなる。酒屋の息子にとって感動的でジャッキー・チェンのアクションの虜になりました。

もっと小さいときから印象的だったのが「はじめ人間ギャートルズ」で、酒をドテチンという猿人が作っていたような気がして、これまた酒屋の息子にとってはインパクトがある漫画でした。050711a

何猿にしようかと散々迷った挙句、「永山酒造」だし基本となる銘柄が「男山」で「山陽町(現山陽小野田市)」で造るし、何より「山口県」の「山猿」だと覚えやすいと思い、最後はエイヤー!と勢いで提案したところ農家の皆さんは大喜び「エエ名前じゃないですか。農業にあきらめずに取り組む姿勢。止まざる努力の結果出来るお酒みたいで良いですね!」と言われやっぱい良い名前じゃないか!と決心しましたが、これは化けるのではないかと思わせる大きな駄目押しがありました。

それは、下関市のフグ料理やさんYの大将H氏からもらったお言葉でした。「今度『山猿』という名前の地酒を発売するのですがどう思いますか?」と意見を伺ったところ「流石じゃね。俵山の猿じゃろ?」と言われましたが私には何のことやら解かりません。

三隅酒米グループのある地域で有名な湯治場「俵山温泉」の源泉は薬師如来様が化身となって現れた白い猿が教えてくれたという伝説があるそうで「三猿饅頭」が有名だといわれ「それで猿の饅頭なんだ。」と感心すると同時に「『山口の猿』のお酒を癒しの妙薬として売らなくては。」という使命感が湧いてきて鳥肌が立ちました。

 

最近、長男の東京での生活が始まり、出張の際は宿として息子のアパートに転がり込みますが、先日5代目ブログで紹介した漫画「もやしもん」を全巻持って行かれた代わりに、入学祝いで大人買いしたとみられる「ワンピース」という漫画を借りては移動中に読んでいます。

スマップ×スマップなどで紹介されて興味はありましたがも、久々にハマってしまいました。

会社と同じ。色々な仲間と出会い目的達成のために邁進していくところが良くて、良い歳をして結構気に入っています。

主人公の「モンキー・D・ルフィ」という名が良い!

止まざる。山猿。どんな困難も乗り越え。決してあきらめずに美味しいお酒を造り続けたいと思います。みんなで!

横浜にて・・・

2011年5月20日

110515_095632そごう横浜店の試飲即売には沢山の皆さんにお越しいただきありがとうございました。7日間無事に終えることが出来ました。

「プログで見た!」のお客様のほかに今回は「金子みすゞ館の館長さんが言われていたお酒はどれですか?」と言われるお客様が沢山お見えになりました。

本当にありがとうございました。

「ああ山猿ってこんなに種類があるんだ!」と言われる方や、黙って近づかれ何も言わずにすっと「特別純米酒山猿」の一升瓶を持っていかれたり横浜地域で着実に「山猿」の知名度が上がっていると実感させられた1週間でもありました。

ただし、土曜日曜の二日間は決して負けていなかったと思いますが、週を通してでは隣で試飲会をやられた福島県の「奥の松」に完敗でした。

近年、隣にどんな有名蔵が現れても負けた事はありませんが、今回ばかりは「福島のお酒の方を買わないと人間的にどうかね?」とか「今回は福島県でしょう」とか試飲もしてもらえないお客様が多く「二次災害や!」と叫びたくなりました。

もっとも「奥の松」の営業の阿部さんもすごく良い人で、私との人間性の違いも大きかったかも・・・・

みんなで被災地を応援しなくてはならないという一体感。日本もまだまだ捨てたものではないなと思いました。

むしろこれを機に、日本酒を飲もうという風潮が強まったらよいと思います。

でも「奥の松」さん次回は負けませんよ!!

12日にあった焼酎のIMG_0341展示会では焼酎原酒という切り口で提案させて頂きました。

時代は「低アルコールじゃないの?」という声もありましたが、折角蒸留してアルコール度数を上げられる利点があるのに、多彩な飲み方が楽しめ本来の味も満喫できる原酒を見直すべきだと訴えたところ、意外と反応も良く、新規のお話も沢山頂きました。

実際に、永山酒造比率でも、従来の25度製品が苦戦している中で43度などの原酒は伸びています。

是非寝太郎の原酒シリーズをお楽しみください。img097

横浜そごうの偶然!

2011年5月12日

KanekoMisuzuTen11045月10日から16日まで「そごう横浜店」地下2階にて試飲即売を行っています。

先月まで知らなかったのですが5月14日から6月4日まで「金子みすゞ展」が「そごう横浜店」6階そごう美術館にて開催される。

偶然重なった。長門市の皆さんにもこの偶然は歓迎されてお互いに協力して宣伝し合うこととなりました。

15日には14時より金子みすゞ記念館の矢崎館長のご講演が予定され、長門市からも何人かお手伝いにこられます。

金子みすゞさんと言えば、震災から毎日毎日何回も何回も流されるテレビコマーシャル「遊ぼと言ったら、遊ぼって言う・・・・・」という詩「こだまでせうか」が一躍話題となり金子みすゞさんの詩集があちらこちらで品切れとなっているほどらしい。

そごうさんの企画は震災前から企画されていて横浜駅に張られていたポスターには上から「ACのコマーシャルで・・・」というメッセージが上から張られていました。

さて、お酒の販売コーナーのお話ですが、今回も山猿10種類と焼酎2種類。何と隣で福島県の「奥の松」さんとの競合隣ってしまいました。

この数年競合で2~3社で試飲即売をやっても負けた事がない山口パワーでしたが、今回はいささか旗色が・・・・・

横で聞いていると「震災大丈夫でしたか。」から始まり「同じ買うなら福島のお酒にしよう。」別れ際には「頑張ってくださいね。」などと言われておられました。

ところが、今日の夕方、同じように先ずは一直線に「奥の松」を試飲し一本買われた4人組の皆さんが帰り際に折角だからこっちのも飲んでみようよと山廃から飲みたいと試飲。

どれもこれもお飲みになられながら調子が上がり始め、最後には「今まで飲んだ中で五本の指に入る!」のお褒めのお言葉を頂きました。

少し疲れ気味だったのですがいっぺんに疲れが取れました。その上合計6本お買い上げ頂きました。

大変ありがとうございました。4人組の常連の皆様。あなた方です。

また土曜日に来られるとおっしゃってましたがお待ちしております。

長門市生まれの金子みすゞさんと長門市産の酒米で製造した「山猿」に会いに週末は横浜へお越しください。

「みんなちがってみんないい」お酒を試しに来てください。待ってまーす。